上まぶたの逆さまつげは、単なる美容の問題ではなく、私たちの目の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、眼瞼下垂と密接に関連しており、眼瞼下垂が逆さまつげを引き起こすことがあります。
この記事では、以下の内容に沿って逆さまつげの原因や関連する疾患などについて解説します。
- 逆さまつげの原因
- 逆さまつげに関連する疾患
- 眼瞼下垂の症状
- 眼瞼下垂の種類
眼瞼下垂のチェック方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂のチェック方法とは?セルフチェックや治療方法について解説」
1、逆さまつげとは?
逆さまつげは、まつ毛が内向きに生えることで目に不快感を与える状態です。
また、上まぶただけでなく、下まぶたにも発生する可能性があります。
逆さまつげが起こると、目に異物感を感じやすくなり、日常生活に支障をきたすこともあります。
(1)逆さまつげの原因
逆さまつげが発生する原因は大きく分けて先天的要因と後天的要因があります。
先天的要因としては、生まれつきまつ毛の生える方向が内向きであるケースです。
これは遺伝的な要素が強く影響していると考えられています。
一方、後天的要因の多くは加齢によるもので、目元の筋力が衰え皮膚がたるむことでまつ毛を押してしまい、逆さまつ毛になりやすくなります。
その他、結膜炎やものもらいの発生がきっかけとなるケースもあります。
これらの要因を理解し、適切なケアを行うことで逆さまつげのリスクを減らすことが可能です。
(2)逆さまつげに関連する疾患
逆さまつげになってしまう疾患はいくつかの種類に分けられます。
ここでは、以下の内容に沿って、逆さまつげに関連する疾患とその特徴について紹介します。
- 上睫毛内反症|上まぶたの逆さまつげ
- 下睫毛内反症|下まぶたの逆さまつげ
- 眼瞼内反症
- 睫毛乱生症
①上睫毛内反症|上まぶたの逆さまつげ
上睫毛内反症(上まぶたの逆さまつげ)は、上まぶたに睫毛内反症の症状が現れることです。
まつ毛が角膜に触れることで、目の不快感や視力の問題が生じることがあります。
多くの場合、子供が4〜5歳になると顔の形が変わり、この状態は自然と改善されることが多いです。
また、眼瞼内反症手術を受ける際には保険が適用される場合があります。例えば、「縫合法」では3割自己負担で5,970円が費用相場です。
(参照:今日の臨床サポート)
②下睫毛内反症|下まぶたの逆さまつげ
下睫毛内反症(下まぶたの逆さまつげ)は、下まぶたに睫毛内反症の症状が現れることを指します。
下まぶたの皮膚や皮下脂肪が過剰になり、その結果としてまつ毛が眼球の方向に押し込まれてしまいます。
また、上睫毛内反症と同様に、乳幼児において見られる状態で、4~5歳になると自然と改善されることが多いです。
③眼瞼内反症
眼瞼内反症は、まつ毛が角膜に接触している状態を指します。
この病状は、まつ毛やまぶた全体が内側へと向かってしまうことで起こります。
特に加齢を感じるシニア層に多く見られる症状で、まぶたを支える組織や筋肉が弱まることが原因であることが多いです。
また、角膜に傷がつき、目がゴロゴロしたり涙が出たりすることがあります。
重症化すると視力の低下を引き起こすこともあるので注意が必要です。
治療方法としては、症状の程度によっては手術が必要となることもあります。
自己処理によるまつ毛の切除や抜毛は逆効果となることがあるため、専門医の診断を受けることをお勧めします。
④睫毛乱生症
睫毛乱生症は、基本的にはまぶたの向き自体に異常がなく、正常に生えているまつ毛の中で一部が異常な方向に生えてしまっている状態です。
原因としては、まつ毛の毛根の周囲で起きた炎症や傷跡が関与しており、これがまつ毛の生える方向を不規則にしてしまいます。
症状としては、異物感や目の痛み、充血などが起こり得ます。
治療方法としては、異常な方向に生えているまつ毛を除去することが一般的ですが、状態によっては眼科医の診察を受けることが重要です。
2、逆さまつげで悩んでいる人は眼瞼下垂の可能性がある
逆さまつげで悩んでいる方々の中には、実は別の疾患が隠れている可能性があります。
特に注意が必要なのが眼瞼下垂という状態です。
逆さまつ毛と眼瞼下垂は直接的な関係があるわけではありませんが、眼瞼下垂が原因でまつ毛が目に入りやすくなることがあります。
理由は、まぶたが正常な位置よりも低くなることで、まつ毛が目に触れやすくなるためです。
逆さまつげの症状がある方は、眼瞼下垂の可能性も考慮して、専門医に相談することが重要です。
適切な診断を受けることで、症状の原因を正確に把握し、適切な治療を受けることができるでしょう。
眼瞼下垂について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
「眼瞼下垂とは?原因とよく間違われる症状から治療法までを詳しく解説」
眼瞼下垂について以下を紹介します。
- 眼瞼下垂の症状
- 眼瞼下垂の種類
眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉にトラブルが生じて起こるまぶたの病気で、目を見開いてもまぶたが黒目に被さった状態を指します。眉毛とまつ毛の間隔が広がって間延びしたような印象になり、視界の妨げや目の疲れ、頭痛・肩こりなどを引き起こすことがあります。
重度の場合は視力の発達に影響を与える可能性があります。
(1)眼瞼下垂の症状
眼瞼下垂の具体的な症状は以下の通りです。
- まぶたが重く、目が開けにくくなる
- 目をしっかり開けているつもりでも、眠たそうに見える
- 左右の目の大きさが異なる
- 二重の幅が広くなる
- おでこにシワができる
- 頭痛や肩が凝ったりする
- まぶたの窪みが深くなる
(2)眼瞼下垂の種類
眼瞼下垂は3つの種類が存在します。
ここでは以下の内容に沿って、3種類の眼瞼下垂について解説します。
- 先天性眼瞼下垂
- 後天性眼瞼下垂
- まぶた以外が原因の眼瞼下垂
①先天性眼瞼下垂
先天性眼瞼下垂は、生まれつきまぶたが下がっている状態で、主に眼瞼挙筋の働きの低下が原因です。この症状は片目に現れることが多く、視力の発達に影響を与える可能性があります。
また、先天性眼瞼下垂症は、約80%の確率で片目だけにこの症状が現れると言われています。
患者自身が症状を軽度と感じることもあるため、症状があれば専門医の診察を受けることをお勧めします。適切な治療により、視力の発達と生活の質の向上が期待できます。
片目だけに眼瞼下垂の症状がでることについて、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
「片目だけが眼瞼下垂?原因や治療方法、手術の費用について解説」
②後天性眼瞼下垂
後天性眼瞼下垂は、生まれつきではなく、ある時点からまぶたが下がり始める状態を指します。
主に加齢や長期間のコンタクトレンズ(特にハードコンタクトレンズ)の使用が原因で、上まぶたが下がり、視界が狭くなることが特徴です。
機能的な問題の他、外見上の問題も引き起こすため、早期の治療をおすすめします。
治療法としては、主に手術が選択され、挙筋の機能が比較的良好な場合は、手術によって症状が改善されることが期待できます。
③まぶた以外が原因の眼瞼下垂
まぶた以外の要因によっても眼瞼下垂は引き起こされることがあります。
例えば、脳や神経系の疾患が関与しているケースです。
脳や神経系の疾患により、神経伝達や筋肉の機能が影響され、結果としてまぶたが下がる症状を引き起こすことがあります。その場合は、原因となる疾患の治療が重要であり、専門医による診断と治療が必要です。
眼瞼下垂について更に詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
「眼瞼下垂とは?原因とよく間違われる症状から治療法までを詳しく解説」
3、眼瞼下垂手術をするなら真崎医院がおすすめ
引用:真崎医院
真崎医院は、多くのセレブやVIPが訪れる、世界で認められたプライベートクリニックとして知られています。
その中でも、特に注目されるのが「切らない眼瞼下垂症手術」です。
この手術は、逆さまつ毛の治療にもなりますし、理想の目元に近づけることができます。
この切らない眼瞼下垂手術は、真崎院長が提唱したもので、従来の切開手術を必要とせず、まぶたの開きを自然に改善することができる革命的な治療法です。
この手術は、2004年に真崎院長が医学書籍で世界で初めて公表してから、多くの美容外科クリニックで行われるようになりました。
しかし、真崎医院で採用している「真崎法」は、切らない眼瞼下垂の提唱者である真崎院長が最初の発表から20年の月日をかけて改良した方法で、安全性と効果の両方を兼ね備えた独自の手技を患者様に提供しています。
真崎医院の強みは、高い技術力だけでなく、患者様との信頼関係を大切にしている点です。
完全個室の待合室で、プライバシーを守りながら、安心して治療を受けることができます。
患者様の満足と安全を最優先に考え、最新の技術と設備を取り入れています。
眼瞼下垂でお悩みの方は、真崎医院を選ぶことで、安全かつ効果的な治療を受けることが可能です。
真崎医院は、あなたの目元の美しさを取り戻し、自信に満ちた日常を送るお手伝いをすることができます。
切らない眼瞼下垂について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
4、真崎医院で眼瞼下垂の治療をした症例
ここでは、真崎医院で眼瞼下垂の治療を行った患者様の変化をお伝えします。
参照:真崎医院
参照:真崎医院
参照:真崎医院
5、まとめ
逆さまつげと眼瞼下垂は関連している可能性があります。
どちらも目に関するトラブルであり、適切な対処が必要です。
逆さまつげは内側に向かって生えるまつ毛が原因で、目を刺激し不快感を引き起こします。
眼瞼下垂はまぶたが下がる症状で、視野の制限や見た目の問題を引き起こすことがあります。
専門医による診断と治療を受けることで、症状の改善と目の健康を守ることが可能です。
適切なケアで快適な視生活を送りましょう。
眼瞼下垂について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。