ヒアルロン酸注入での若返り治療

ヒアルロン酸注入は、比較的手軽で安全な為、人気が高い治療方法です。

ヒアルロン酸とは目や肌のうるおいに働きかけているほか、関節や血管にも含まれている物質です。
ムコ多糖という全身の細胞の周囲にある水分を吸収する性質をもった物質群のひとつで、肌の乾燥予防やドライアイにも有効な成分として知られています。
ヒアルロン酸1グラムで500mlのペットボトル12本分もの水分を保持することが可能というスポンジのような保水力を持っていますが、年齢とともに減少してしまう性質があります。
個人差はあるものの20歳を境に減少が始まり、60代ではピーク時の半分以下しか存在しません。
しかも、魚の目や豚足といった日常的な食事にはあまり組み込まれない食品にしか含まれないものであるため、接種はヒアルロン酸注射によるものが現実的です。

ヒアルロン酸注射による若返り治療は目の周りで6カ月〜1年、口元など皮膚の厚い箇所は1年〜1年半ほどで人体に吸収されるため、繰り返し行うことができます。
元から人体に存在しているものを補充する治療であるため、アレルギー反応などの心配がない安全性の高い施術と言えるでしょう。
また、5分から10分の注射で手軽に受けられるため手術に恐怖感がある患者様にもおすすめです。

ヒアルロン酸注入は患者様のご希望によって治療方法が異なります。
例えば、鼻を高くしたい、涙袋を作りたいという場合にも使いますし、若々しくなりたいという場合にも使います。
今回は、この「若返り」にポイントを当てて、ヒアルロン酸注入についてご説明致します。

ヒアルロン酸注射の特徴

ヒアルロン酸は、元々人体の皮膚や細胞などに存在する非常に保水力の高い成分です。
胎児の頃には体内に最も多く存在する成分ですが、加齢と共に次第に減少していくため、肌の弾力性が失われシワが目立ってくるのです。
ヒアルロン酸を注入する事で、シワの溝をふっくらと盛り上げ、ハリのあるイキイキとした肌に導きます。
注入したヒアルロン酸は、目の周りで6カ月〜1年の間、口元など皮膚の厚い箇所は1年〜1年半の間に徐々に体内に吸収されていきますので、 元に戻せる治療として非常に人気があります。
また、アレルギー反応が起きる心配がほとんど無いのも大きなメリットで、口の脇のシワ(鼻唇溝)を始め、顔のどの部分にも注入が出来ます。
シワの箇所によってはボトックスと併用すると、より良い効果が得られる場合があります。

ヒアルロン酸の美肌効果

ヒアルロン酸は皮膚を構成する真皮に含まれています。
真皮の中ではコラーゲンとエラスチンというたんぱく質により骨組みがつくられ、その隙間をヒアルロン酸が埋めることで潤いのある肌が構築されています。
ヒアルロン酸が減少するとこの隙間が埋められなくなり、肌荒れやたるみへとつながるため美肌を維持するためには対策が欠かせません。
アンチエイジングの成分として注目度が高くサプリメントや化粧品の多くにも含まれていますが、大きく効果を実感していただけるのはやはり注射による注入でしょう。
真皮にできてしまった隙間にヒアルロン酸を注入することで、元の若々しい肌を維持することができます。
安全性も高いことから、当院でも人気の高い施術のひとつです。

施術について

ヒアルロン酸は顔の様々な箇所に注入ができます。
若返り治療の中では、「ほうれい線」「目の下のシワ・くぼみ」をご希望される方が特に多いです。
カウンセリングの際に、どこを治療したいのか、どのように治療したいのか等、細かくご希望をお伺いした上で、最適な治療をご提案いたします。

ヒアルロン酸の持続性について

ヒアルロン酸には様々な種類があります。
濃度の高いものは持ちが長く、濃度の低いものは持ちが短くなります。
ただし、全ての箇所に濃度の高いヒアルロン酸を使用できるわけではありません。
例えば、目の周りの上まぶた・下まぶたのような他の箇所と比べると皮膚が薄い場所に、濃度の高いヒアルロン酸を注入してしまうと、 でこぼこになってしまったりシコリになってしまう事があります。
その為、皮膚の薄い箇所には、濃度の薄いヒアルロン酸を注入します。

頬・ほうれい線や口元など皮膚の厚い箇所には濃度の高いヒアルロン酸を注入する事ができますので、若干長く効果を維持することができます。
個人差はございますが、目の周りは6ヶ月〜1年程度。
皮膚の厚い箇所(頬、ほうれい線や口元など)は、1年〜1年半程度持続が可能です。

ヒアルロン酸の注意事項について

ヒアルロン酸は、比較的手軽に治療できる事から非常に人気の高い治療なのですが、どの医師にでも結果が同じかというとそうではありません。
ヒアルロン酸の注入でもトラブルが起きる事があります。
例えば、ほうれい線・鼻のヒアルロン酸注入によって血管を詰まらせてしまい、皮膚が壊死(感染した箇所の皮膚が死んでしまうこと)してしまったり、失明したという事例が 世界中で報告されています。
何故このような事が起きてしまうかというと、顔には様々な血管があるのですが、ほうれい線の外側あたりに顔面動脈と呼ばれる大事な血管の枝があります。
そこに誤って注射してしまうと、血管が詰まってしまい、先端である鼻先や目に血液が流れなくなり前述のような恐ろしい事態を招きます。
手軽な治療とはいえ、経験を積み、解剖を熟知した医師でないとトラブルになる事があるので注意が必要です。

リスク・副作用について

料金について

当院では、お客様のご希望のデザインにできるだけ近づける為に、落ち着いてからの追加注入などの微調整させて頂いております。
ヒアルロン酸注入は一日で注入可能な量に限界があります。
その為、後日落ち着いてから再度チェックを行い、患者様の理想となるように院長 真崎が責任もって一人一人丁寧に対応致します。不安な事やご質問などございましたら、お気軽にごお問い合わせください。
(掲載されている料金は全て税込表示となっております。)